トランプ政権への根強い逆風
昨日のドル円はトランプ政権の先行き懸念から109円台中盤まで下落。東京市場ではNY市場のドル売りの流れを引き継ぎ109.70円付近まで下落したものの、仲値を過ぎると買い戻しが優勢となり110.00円付近まで回復しました。欧州市場では、米長期国債利回りが上昇したことを受けて、日米金利差拡大を意識した買いが入り一時110.358円まで上昇しました。ただNY市場に入ると、トランプ政権に対する懸念からNYダウが250ドル超の下落となるとドル円もつれて109.451円まで下落し前日比0.695円安い109.496円で取引を終えました。
≪2017年08月17日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・円 :「ベア」 売り65% 買い35%
英ポンド・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り65% 買い35%
【今日の主な経済指標】
15:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 7月
17:00 EUR 経常収支 6月
18:00 EUR 建設支出[前月比] 6月
18:00 EUR 建設支出[前年同月比] 6月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 8月
- 今日のトレードポイント -
想定していた以上にトランプ政権への逆風が強くマーケットもリスク回避に大きく舵をきっています。北朝鮮の地政学リスクも下火になったとはいえ脅威は消え去ったわけではないため、ここは無理に買い進まずに下目線で取引したいです。また、下攻めがどこまで継続するか現段階では未知数のため、マーケットのリスク許容度を意識しながら柔軟な対応が求められそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.70-110.50
ユーロ・円 127.50-129.00
ポンド・円 138.50-142.50