FXレポート

米雇用統計は平均賃金に注目

昨日のドル円は米経済指標の悪化から一時110円割れ。東京時間は目立った取引材料がなかったものの、仲値に向けた買いが観測され110.825円の高値を付けました。ただ、仲値を過ぎると上値を切り崩す展開に。欧州時間では英MPCの政策金利が発表され金利は据え置かれたものの、成長と賃金の見通しを引き下げたことから110.30円付近まで下落しました。その後のNY時間では米ISM非製造業景況指数が53.9と予想の57.0から大幅に悪化したことで下げ足が速まり一時109.860円まで下押し110.015円で取引を終えました。
 
≪2017年08月3日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り28% 買い72%
ユーロ・円  :「ベア」       売り79% 買い21%
英ポンド・円 :「ブル」    売り49%  買い51%
豪ドル・円  :「ブル」      売り29%  買い71%
NZドル・円   :「ブル」      売り36% 買い64%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り76% 買い24%

【今日の主な経済指標】
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 6月
10:30 AUD 小売売上高[前月比] 6月
15:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 6月
21:30 CAD 貿易収支 6月
21:30 CAD 失業率 7月
21:30 CAD 新規雇用者数 7月
21:30 USD 貿易収支 6月
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 7月
21:30 USD 失業率 7月
21:30 USD 平均時給[前月比] 7月
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 7月

- 今日のトレードポイント -
弱い米経済指標を背景に米経済の先行きに懸念が広がっています。本日の米雇用統計でもインフレのターゲットになりつつある平均賃金が弱いと利上げ期待が剥落し下げ足に拍車が掛かりそうです。一方で、結果が良くても直近の弱い米経済指標から投資家心理の回復は望めないと考えられるため上値は抑えられるかもしれません。テクニカル面でみると、下値は6月安値となる108.880円とし、上値は日足一目均衡表の雲下限111.35円付近になります。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            108.80-111.30
ユーロ・円        129.80-132.00
ポンド・円        143.00-147.00 

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