本日は一服か
木曜日は動きの激しい一日となりました。東京時間は日銀政策決定会合において2%の物価上昇目標達成を2019年に先送りすることが発表されたのを受け、一定の安心感からドル円は112.41円まで上昇しました。また、ロンドン時間でECB政策決定会合後のドラギ総裁の記者会見では緩和期待をなだめるような発言が飛び出したものの、一転二転するドラギ総裁の発言を市場は受け入れず、結局テクニカル要因からユーロ円とユーロドルは前日高値を上抜ける力強さを取り戻しました。しかしながらニューヨーク時間に入るとトランプ氏の司法捜査をビジネスまで範囲を拡大するとの報道が突然飛び出し円はリスクオフの流れからテクニカル的下限を下回る下落を見せましたが、結局これは織り込まれる形でドル円は112.00円近辺で取引を終えました。豪ドルと加ドルは小幅続伸となりました。
≪2017年07月20日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
ユーロ・円 :「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ブル」 売り47% 買い53%
豪ドル・円 :「ブル」 売り36% 買い64%
NZドル・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り83% 買い17%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 5月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
本日はイベント消化から薄商いを想定しています。ドル円はテクニカル要因が一段落し来週から上昇トレンドに回帰すると見ているものの、本日中は上がった局面では米政権への不透明感から週末のポジション調整が進むと考えています。IMMのポジションを見るとユーロ買い余地もまだ高く、ユーロ円は小幅続伸を予想します。指標ではカナダの小売売上高発表に注目しています。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.30-112.80
ユーロ・円 129.30-131.40
ポンド・円 143.00-148.50