注目イベントを控え、閑散取引
昨日のドル円は、110円台中盤での膠着相場になりました。東京市場では米雇用統計を通過し市場の注目は6月8日のコミー前FBI長官の議会証言に移ったことから、取引が閑散となり110.30円付近から110.60円付近を小動き。欧州市場に入るとISM非製造業景況指数(総合)が発表され予想から悪化したものの、値動きは限定的でした。その後、NY市場に入ってもNYダウや米長期金利といった相場のけん引役も横ばいに推移となりドル円も手掛かりなく前日比では0.035円高い110.456円で取引を終えました。
≪2017年06月5日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円 :「ベア」 売り67% 買い33%
英ポンド・円 :「ベア」 売り51% 買い49%
豪ドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
NZドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り76% 買い24%
【今日の主な経済指標】
08:01 GBP 英小売連合(BRC)小売売上高調査[前年同月比] 5月
09:00 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 4月
10:30 AUD 経常収支 1-3月期
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表グラフのマーク
18:00 EUR 小売売上高[前月比] 4月
18:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 4月
18:30 ZAR 四半期国内総生産(GDP)[前期比年率] 1-3月期
18:30 ZAR 四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 1-3月期
23:00 CAD Ivey購買部協会指数 5月
- 今日のトレードポイント -
8日にコミー前FBI長官の議会証言が控えていることで取引が閑散としています。ただ、コミー前FBI長官の証言内容次第ではトランプ米大統領の先行きが懸念されることからダウンサイドリスクが徐々に醸成されてきているとみてます。こういった疑惑に端を発するたぐいは投資家心理に大きく影響され売りが売りを呼ぶ展開になりやすいです。そのため、8日までに思惑や憶測などでヘッドラインが流れることが想定されますが、疑惑を払拭する材料が見当たらないことから売り場を探しながら取引したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.20-110.80
ユーロ・円 124.00-125.50
ポンド・円 142.00-143.00