週末に米イベントを控える中、ドル円は続伸!
昨日のドル円は、前日のNY市場の流れを引き継ぎ、日通し安値となる111.78円近辺まで下落しましたが、東京市場に入ると、日経平均株価が前日比150円超高となり、投資家のリスク志向改善を見越した買いが先行しました。北朝鮮リスクの後退や米国議会停滞リスクの緩和で素直にドル買いで反応し、111.99円近辺まで上昇しました。欧州勢参入後は、円売りの流れが継続し、連休明けの欧州主要株価指数が小幅ながら軒並み上昇したことも支えとなったことで、ドル円は日通し高値となる112.30円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、FOMC結果公表や米4月雇用統計などの重要指標を前に調整の動きとなりました。ドル円は欧州タイムにつけた高値から頭打ちとなり、徐々に値を切り下げました。前日比では0.176円高い111.981円で取引を終えました。
≪2017年05月02日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り40% 買い60%
ユーロ・円 :「ベア」 売り71% 買い29%
英ポンド・円 :「ベア」 売り68% 買い32%
豪ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り75% 買い25%
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期失業率 1-3月期
16:55 DEM 失業率 4月
16:55 DEM 失業者数[前月比] 4月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 4月
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 1-3月期
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値)[前期比] 1-3月期
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 3月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 3月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 4月
23:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 4月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
- 今日のトレードポイント -
本日から、東京市場がゴールデンウィークの連休となり、東京タイムでは流動性が低下することが想定されます。また、NYタイムには、本日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えています。テクニカル面では、前日に日足の一目均衡表雲下限である112.30円近辺で上値が重くなった為、上値は重い展開が想定されます。高値近辺では押し目売りを意識しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.00-112.50
ユーロ・円 121.00-123.50
ポンド・円 143.00-147.00