FXレポート

ドル円はリスク回避優勢の展開!

昨日のドル円は、トランプ米政権の中東・アフリカ7カ国の国民を一時入国禁止にする大統領令が、米国社会や企業への混乱を招いていることもあり、弱含んで始まったことから、114.674円で取引を開始しました。東京市場に入ると、ゴトー日(5・10日)であることから114.70円近辺でもみあっていましたが、日経平均株価が4営業日ぶりに下落したこと等が嫌気され114.26円近辺まで下げ幅を広げました。欧州市場では、時間外の米10年債利回り2.49%付近まで水準を上げたことを眺め、ドル円も114.93円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、ロンドンフィックスにかけてドル買い優勢の展開となりました。トランプ政権が入国制限を実施に移したことで世界中から反発の声が発せられたほか、NYダウが一時200ドル超下落したことでドル円は日通し安値となる113.44円近辺まで下落しました。その後も安値圏での値動きとなり、前日比では1.327円安い113.756円で取引を終えました。
  
≪2017年01月30日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り38% 買い62%
ユーロ・円  :「ベア」     売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」    売り39%  買い61%
豪ドル・円  :「ブル」      売り21%  買い79%
NZドル・円   :「ブル」      売り41% 買い59%
ユーロ・ドル :「ベア」     売り59% 買い41%

【今日の主な経済指標】
08:30 JPY 有効求人倍率 12月
08:30 JPY 失業率 12月
08:30 JPY 全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 12月
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 12月
09:01 GBP GFK消費者信頼感調査 1月
09:30 AUD NAB企業景況感指数 12月
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 12月
15:00 ZAR マネーサプライM3[前年同月比] 12月
15:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
16:00 DEM 小売売上高指数 12月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 1月
16:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月
16:45 FRF 消費支出[前月比] 12月
17:55 DEM 失業率 1月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 1月
18:30 GBP マネーサプライM4 12月
18:30 GBP 消費者信用残高 12月
19:00 JPY 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
19:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値) 10-12月期
19:00 EUR 失業率 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 1月
21:00 ZAR 貿易収支 12月
22:30 CAD 原料価格指数[前月比] 12月
22:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 12月
22:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 11月
23:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 11月
23:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 1月
00:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 1月
06:45 NZD 四半期失業率 10-12月期

- 今日のトレードポイント -
週初のドル円は、の中東・アフリカ7カ国の国民を一時入国禁止にする大統領令を発したことで、大きな混乱を招いています。これからも続々と大統領令への署名が行われれば、株式相場や為替相場は荒れることが想定されますので注意が必要です。また今週においては、日銀金融政策決定会合・米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、週末には米雇用統計も控えているので、イベントの通貨にも意識を向けておく必要がありそうです。トレンドが出やすい相場になっているので、本日は順張りで取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            113.00-115.00
ユーロ・円        121.00-123.00
ポンド・円        141.00-145.00

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。