ドル円は続伸、堅調に推移!
昨日のドル円は、117.445円で取引を開始した後、東京市場では、本邦が休場で取引が閑散の中、朝方には買いが入る場面があり117.52円近辺まで上昇しました。しかし、シカゴ日経平均先物が軟調に推移すると、終始方向感の乏しい動きとなり117.25-50円近辺で推移しました。欧州市場に入ると、欧州株が上昇したほか、原油相場の高騰・時間外の米10年債利回りの上昇等を受け、リスク先行の流れとなり、118.34円近辺まで一転して上昇しました。NY市場に入ると、この日発表された12月米ISM製造業景況指数が54.7と市場予想を大きく上回り、米長期金利が2.51%付近まで上昇しました。それに伴い日米金利差拡大を見越したドル買いが活発化し、シカゴ日経平均先物の上昇も支えとなりドル円は日通し高値となる118.60円近辺まで上昇しました。しかし、直近のトランプ相場の高値である昨年12月15日高値の118.65円近辺を上抜けられなかったことを確認すると、ロンドンフィキシングにかけて売り圧力が強まり、117.22円近辺まで急落しました。引けにかけては押し目買いも入り、前日比では0.765円高い117.738円で取引を終えました。
≪2017年01月03日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・円 :「ベア」 売り59% 買い41%
英ポンド・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
豪ドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り41% 買い59%
【今日の主な経済指標】
16:45 FRF 消費者信頼感指数 12月
17:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月
17:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 12月
18:30 GBP マネーサプライM4[前年同月比] 11月
18:30 GBP マネーサプライM4[前月比] 11月
18:30 GBP 消費者信用残高 11月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 12月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比] 前週分
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比] 前々週分
04:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、次期米大統領のトランプ氏による新政権への期待から上昇する場面が見られたものの、トランプ相場高値の118.65円近辺を上抜けられなかったことが嫌気され、前日比では小幅な上昇に止まりました。本日からは、本邦勢が休み明けで市場に参加するため、株式市場の動向をにらんだ展開となりそうです。また、NYタイムには、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表もあるので、同時間帯の動きには注意したいところです。基本的には、ドル買い基調となっているので、押し目買いを意識しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 116.50-118.70
ユーロ・円 121.50-123.80
ポンド・円 142.00-145.50