大統領選後初の米雇用統計を控え様子見の展開!
昨日のドル円は、114.438円で取引を開始したあと、早朝取引では前日の石油輸出国機構(OPEC)総会の減産合意を受け、リスクオンの流れが継続し、日通し高値となる114.82円近辺まで上昇しました。東京市場に入ると、日経平均株価が400円超の上昇となりましたが、急ピッチで上昇していたドル円においては円の買戻しが入り114.25円近辺まで下落しました。午後に入ってもじりじりと値を下げる形となり日通し安値となる113.82円近辺まで下げ幅を広げました。欧州市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が140円超高となったことや、時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことで114.44円近辺まで値を戻しました。NY市場では、NY原油先物価格が一時51ドル後半まで上昇したことや、米10年債利回りが2015年6月以来の水準まで上昇し、この日発表された11月米ISM製造業景気指数が市場予想より強い結果となると、ドル円は114.71円近辺まで上昇しました。しかし東京タイムでつけた高値がレジスタンスとして意識されると、次第に売り込まれる形となり、前日比では0.355円安い114.074円で取引を終えました。
≪2016年12月01日クローズ時点≫
ドル・円 :「スクエア」 売り50% 買い50%
ユーロ・円 :「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ベア」 売り54% 買い46%
豪ドル・円 :「ブル」 売り27% 買い73%
NZドル・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り49% 買い51%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 11月
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 10月
15:45 CHF 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 7-9月期
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 11月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 10月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 10月
22:30 USD 失業率 11月
22:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 11月
22:30 CAD 新規雇用者数 11月
22:30 CAD 失業率 11月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 7-9月期
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、週末のイベントを前に様子見の展開となり、調整の一日となりました。本日のNYタイムには注目の米雇用統計を控え、好結果が望めることからドル買いスタンスでどこまで高値を伸ばせるかに注目したいところです。また、イタリアの国民投票においては、日本時間の日曜日に行われるため、週末のポジション管理には特に注意して取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.50-115.00
ユーロ・円 120.00-123.00
ポンド・円 140.00-145.00