強い米経済指標の発表を受けるも続落!
昨日のドル円は、102.403円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、5・10日(ゴトー日)であったことから仲値にかけては円売り・ドル買いが進行しました。その後は、日経平均株価が一時250円超下落したことから、リスク回避の円買い・ドル売りが進み一時102円割れとなる101.92円近辺まで下落しました。午後にかけては、日足の一目均衡表においての基準線である101.92円近辺がサポートラインとして捉えられ、102.43円近辺まで反発しました。欧州市場に入ると、NYタイムに控えている米経済指標の発表の様子見ムードから102.25-50円近辺でのレンジ相場となりました。NY市場に入ると、米経済指標の発表があり、米8月小売売上高は、総合・コアともに市場予想を下回った為、一時的に円買いで反応し日通し安値となる101.88円近辺まで下落しました。また、同時刻に発表された新規失業保険申請件数前週分や9月フィラデルフィア連銀製造業指数に関しては強い内容だった為、米10年債利回りの上昇とともにドル円も切り返して日通し高値となる102.75円近辺まで上昇しました。その後は、NYダウやナイト・セッションの日経平均先物が堅調に推移しましたが、上値を追う材料にはならず安値圏まで徐々に値を切り下げ、前日比では0.302円安い102.093円で取引を終えました。
≪2016年09月15日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
ユーロ・円 :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
豪ドル・円 :「ブル」 売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り84% 買い16%
【今日の主な経済指標】
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 8月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 7月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 7月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 9月
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 7月
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、株式市場や強弱入り混じる米経済指標を材料に取引がされる展開となり、前日から続落しました。また日足の一目均衡表の雲下限である102.70-80円近辺でレジスタンスラインが機能し相場を押し下げました。本日もこの近辺が雲下限になるので、高値を追う動きは少ないと想定されます。しかし、NYタイムには米利上げに関する指標として米8月消費者物価指数が発表されるので、同時間帯の値動きに注意したいです。基本的にはドル売りスタンスで、トレンドが出たら短期的な順張りで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.50-102.80
ユーロ・円 113.00-116.00
ポンド・円 134.50-136.50