FXレポート

弱い米経済指標を受けるもドル円は一進一退の動き!

昨日のドル円は111.227円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、続落して始まった日経平均株価をながめ110.86円近辺まで下落しました。午後に入ると調整的な下落は一巡し、特段目立った材料もないことから110.90-111.10円近辺でのもみ合いとなりました。欧州市場に入ってもさえない値動きは変わらず、111円割れ水準での動きとなりました。NY市場に入ると、米経済指標の発表があり、全体的に弱い結果となりました。米3月耐久財受注、2月米ケース・シラー米住宅価格指数、4月米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)のいずれも市場予想に届かず発表直後は下落する場面も見られましたが、本日も押し目を拾う動きが見られ、111円を挟んで一進一退の値動きとなりました。その後は、ナイト・セッションの日経平均先物がプラスに転じ、米10年債利回り・原油相場の上昇から一時日通し高値である111.46円近辺まで上値を伸ばしました。前日比では、0.189円高い111.355円で取引を終えました。

≪2016年04月26日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」      売り31% 買い69%
ユーロ・円  :「ベア」       売り56% 買い44%
英ポンド・円 :「ベア」      売り52%  買い48%
豪ドル・円  :「ブル」      売り32%  買い68%
NZドル・円   :「ブル」      売り23% 買い77%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り74% 買い26%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 貿易収支 3月
10:30 AUD 四半期消費者物価(CPI) 1-3月期
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 2月
15:00 DEM 輸入物価指数 3月
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 5月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 4月
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 3月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値) 1-3月期
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
23:00 USD 住宅販売保留指数[前月比] 3月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
06:00 NZD ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利

- 今日のトレードポイント -
昨日は、日米金融当局の動向を見極めるために、市場は様子見ムードを強め、111円を挟んでの値動きとなりました。本日から日銀政策決定会合が開催され、金融緩和策がどのように行われるか関心が集まっています。また、NY市場の時間帯では米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表が予定されていますが、市場では金融政策の変更はなく、6月利上げに関しても手掛かりなく終わるのではないかと予想されています。想定通りの内容であれば底堅く推移すると思われますが、同時間帯での値動きには注意しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円          110.60-111.80
ユーロ・円     124.50-126.50
ポンド・円      160.00-163.00

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。