米経済指標の悪化を受けリスク回避目的のドル売り優勢!
先週金曜日のドル円は、前週末のNYダウ平均や日経平均先物が上げたことで、本日の日本株の上昇を見越した円売り・ドル買いが先行し、一時121.49円近辺まで値を上げました。ただ、1月中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことが分かると、一時121.105円まで下押しました。もっとも、1月の中国製造業PMIが市場予想を上回り、日経平均株価が380円超上昇すると次第にドル円は下値が底堅い値動きとなりました。欧州市場では、しばらく121.20円を挟んだもみ合いとなっておりましたが、NY市場に入ると、原油先物相場の下落を受けてナイト・セッションの日経平均先物が一時270円安まで下げたほか、NYダウ平均も一時160ドル超下落したことをながめ、リスク回避目的のドル売りが優勢となりました。1月米ISM製造業景気指数や12月米建設支出が市場予想より弱い結果となったこともドル売りを促し、一時120.681円まで下落しました。その後は米株価の下落が一服し、米10年債利回りが上昇幅を広げたことを受け121.10円台まで切り返しましたが、引けにかけては若干下落し前日比では0.081円120.954円で取引を終えました。
≪2016年02月1日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円 :「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り65% 買い35%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 1月
12:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表グラフのマーク
17:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 12月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 1月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 1月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月
19:00 EUR 失業率 12月
- 今日のトレードポイント -
今週は4日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言による追加の金融緩和への期待や5日の米1月失業率に市場の注目が集まっています。このような中、昨日の米1月ISM製造業景況感指数が3カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を下回り米景気の減速懸念が燻るなか本日はドルを買い増す材料が無く方向感を欠く展開が予想されます。ただ、中国株式や原油市場が再び悪化すればドル円は120円台前半まで下落することを想定しておきたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 120.50-121.60
ユーロ・円 131.00-132.70
ポンド・円 172.00-176.00
≪2016年02月1日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円 :「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り65% 買い35%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 1月
12:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表グラフのマーク
17:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 12月
17:55 DEM 失業者数[前月比] 1月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 1月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 12月
19:00 EUR 失業率 12月
- 今日のトレードポイント -
今週は4日のドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言による追加の金融緩和への期待や5日の米1月失業率に市場の注目が集まっています。このような中、昨日の米1月ISM製造業景況感指数が3カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を下回り米景気の減速懸念が燻るなか本日はドルを買い増す材料が無く方向感を欠く展開が予想されます。ただ、中国株式や原油市場が再び悪化すればドル円は120円台前半まで下落することを想定しておきたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 120.50-121.60
ユーロ・円 131.00-132.70
ポンド・円 172.00-176.00