FXレポート

リスク回避の流れが続くも、原油・米国株が反発!

昨日のドル円は、116.911円で取引を開始した後、東京市場の午前においては円売りが優勢となりました。政府関係者の話として「現時点で日銀の追加緩和の条件が整いつつある」と伝わったことで、日経平均株価が一時250円超高と反発し、ドル円もつれて117.47円近辺まで上昇しました。午後に入ると、上海総合指数が3%近く下落したことや、柴山昌彦首相補佐官が「日銀の追加緩和については、判断するにはまだ早い」「金融緩和については、あまり乱発すべきでない」などと発言し、一転して円高の流れとなりました。プラス圏を維持していた日経平均株価は400円近く下落しリスク回避の円買いから116.78円近辺まで下げ幅を広げました。欧州勢参入後は、東京タイムのリスク回避の流れを引き継ぎ、日通し安値となる116.47円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、原油価格が反発し、NYダウも一時16000ドルを超える上げ幅となったことから安心感が広がり117.76円近辺まで上昇しました。その後は117.50円を挟んだ値動きとなり、前日比では0.714円高い117.675円で取引を終えました。

≪2016年01月21日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・円  :「ブル」  売り40% 買い60%
英ポンド・円 :「ブル」 売り23%  買い77%
豪ドル・円  :「ブル」 売り19%  買い81%
NZドル・円   :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り55% 買い45%

【今日の主な経済指標】
17:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
17:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
17:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
17:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 1月
18:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 12月
22:30 CAD 消費者物価指数(CPI)12月
22:30 CAD 小売売上高 11月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 12月
00:00 USD 中古住宅販売件数 12月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、株安・原油安・金利低下の流れに歯止めがかからず、依然としてリスク回避の動きが続いています。その中で日銀による金融政策決定会合での追加緩和に対する発言や、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の金融政策スタンスに対する発言が市場にインパクトを与え、荒い値動きが続いています。要人の発言には注意しつつ株価の動向をながめ、短期的な逆張りスタンスで取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     116.50-118.00
ユーロ・円  127.00-129.00
ポンド・円  164.00-169.00

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