世界的な株安を背景にリスク回避強まる!
昨日のドル円は、120.222円で取引を開始した後、東京市場では原油相場の上昇を背景に全般ドル買いが進んだ流れに沿って一時120.40円近辺まで上昇したものの、日経平均株価が300円超安とリスク回避のドル売りが強まり120円近辺まで押し戻されました。その後、日経平均株価が一時600円超安となり、119.30円近辺まで下値を広げました。午後でも日経平均株価が大幅下落となったほか、中国株式市場で大幅下落となったことでサーキットブレーカーが発動し、中国株の取引が停止したことも相場の重しとなりました。欧州市場では、ダウ先物が230ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が120円下げたことで投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ドル売りが先行し、一時118.80円近辺まで反落しました。その後は、急ピッチに下落した反動などから買戻しもあり119円台まで値を戻しました。NY市場では、世界的な株安を背景にリスク回避の売りが強まったほか、米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことで、上値が重く119円を挟んで軟調に推移しました。引けにかけてNYダウが下げ幅を縮めたものの、前日で270ドル超安となり、前日比では0.833円安い119.389円で取引を終えました。
≪2016年01月04日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
英ポンド・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
豪ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り59% 買い41%
【今日の主な経済指標】
17:55 DEM 失業率 12月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、米12月ISM製造業景気指数が景気の基準となる50に対して48.2となり、2009年6月以来の低水準となりました。米11月の建設支出は、民間部門の住宅関連が底堅く推移したものの、それ以外の落ち込みが全体の数値を押し下げ、若干落ち込みました。また中国株が急落したことをきっかけに世界的に株式が売り込まれ、リスク回避の動きが強まっています。中東では サウジアラビアがイランとの国交を断絶したことを受け、中東情勢をめぐる緊張が高まっていることも安全とみられる資産の円買いを後押しする展開となっています。本日も、目立った経済指標はないため、株安の動向をながめて下値に警戒しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 119.00-121.00
ユーロ・円 129.00-131.00
ポンド・円 175.00-177.00
≪2016年01月04日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
英ポンド・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
豪ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り59% 買い41%
【今日の主な経済指標】
17:55 DEM 失業率 12月
18:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 12月
19:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 12月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、米12月ISM製造業景気指数が景気の基準となる50に対して48.2となり、2009年6月以来の低水準となりました。米11月の建設支出は、民間部門の住宅関連が底堅く推移したものの、それ以外の落ち込みが全体の数値を押し下げ、若干落ち込みました。また中国株が急落したことをきっかけに世界的に株式が売り込まれ、リスク回避の動きが強まっています。中東では サウジアラビアがイランとの国交を断絶したことを受け、中東情勢をめぐる緊張が高まっていることも安全とみられる資産の円買いを後押しする展開となっています。本日も、目立った経済指標はないため、株安の動向をながめて下値に警戒しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 119.00-121.00
ユーロ・円 129.00-131.00
ポンド・円 175.00-177.00