ドラギECB総裁の発言を受けユーロ急騰!!
昨日のドル円は、123.235円で取引を開始した後、東京市場ではドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の会見や週末の米雇用統計の発表を控え午前は全体的に様子見の値動きとなりました。午後に入ると前日の米国株式相場の下落を受けて60円超下げていた日経平均株価がプラス圏に回復していったことからじり高になり123.46円近辺まで上昇しました。欧州勢参入後は、欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、対ユーロでドル高になったことからドル円は一時123.56円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、ECBの金融政策発表があり、ユーロドルが急伸したことにつれて円買い・ドル売りが進み一時122.87円近辺まで下落しました。米10年債利回りの上昇などから買い戻しが入るも、11月米ISM非製造業指数が予想より弱い結果となったことでドル売り地合いが強まりました。また、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言では、昨日の講演とほぼ同じ内容だったため相場への影響は限定的となりました。前日比では0.635円安い122.565円で取引を終えました。
≪2015年12月03日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円 :「ベア」 売り71% 買い29%
英ポンド・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
豪ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
NZドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り58% 買い42%
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 10月
10:30 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 10月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 11月
16:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 10月
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 11月
22:30 USD 貿易収支 10月
22:30 USD 失業率 11月
22:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 11月
22:30 CAD 失業率 11月
22:30 CAD 新規雇用者数 11月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 7-9月期
22:30 CAD 貿易収支 10月
00:00 CAD Ivey購買部協会指数 11月
01:45 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
- 今日のトレードポイント -
昨日は、欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表があり、政策金利を現行の0.05%で据え置き、限界貸出金利を0.30%で据え置き、中銀預金金利を現行のマイナス0.20%からマイナス0.30%に引き下げといずれも市場予想通りの結果となりましたが、その後の記者会見でドラギECB総裁は「資産購入プログラム(QE)を少なくとも2017年3月まで延長する」「QEの資産買い入れで再投資を行う」などと述べ、市場で期待されていた「資産買い入れ額の増額」がなかったためか、失望感からユーロの買戻しが進み、ユーロドルが急上昇しました。11月米ISM非製造業指数が予想より弱い結果となったこともドル円の重しとなり122円台まで値を下げました。しかしイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言は依然として利上げを示唆する内容であることや、比較的堅調に推移していることから、明日の米雇用統計の結果次第では再びドル高地合いになることも考えられます。同時間帯の動向には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 122.00-123.50
ユーロ・円 132.00-135.00
ポンド・円 184.00-187.00
≪2015年12月03日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円 :「ベア」 売り71% 買い29%
英ポンド・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
豪ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
NZドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り58% 買い42%
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 10月
10:30 JPY 毎月勤労統計調査-現金給与総額[前年同月比] 10月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 11月
16:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 10月
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 11月
22:30 USD 貿易収支 10月
22:30 USD 失業率 11月
22:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 11月
22:30 CAD 失業率 11月
22:30 CAD 新規雇用者数 11月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 7-9月期
22:30 CAD 貿易収支 10月
00:00 CAD Ivey購買部協会指数 11月
01:45 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
- 今日のトレードポイント -
昨日は、欧州中央銀行(ECB)の金融政策発表があり、政策金利を現行の0.05%で据え置き、限界貸出金利を0.30%で据え置き、中銀預金金利を現行のマイナス0.20%からマイナス0.30%に引き下げといずれも市場予想通りの結果となりましたが、その後の記者会見でドラギECB総裁は「資産購入プログラム(QE)を少なくとも2017年3月まで延長する」「QEの資産買い入れで再投資を行う」などと述べ、市場で期待されていた「資産買い入れ額の増額」がなかったためか、失望感からユーロの買戻しが進み、ユーロドルが急上昇しました。11月米ISM非製造業指数が予想より弱い結果となったこともドル円の重しとなり122円台まで値を下げました。しかしイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言は依然として利上げを示唆する内容であることや、比較的堅調に推移していることから、明日の米雇用統計の結果次第では再びドル高地合いになることも考えられます。同時間帯の動向には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 122.00-123.50
ユーロ・円 132.00-135.00
ポンド・円 184.00-187.00