FXレポート

今週はFOMC議事要旨の発表に注目!

先週金曜日のドル円は、東京市場で、中国人民銀行が人民元基準値を前日より若干元高水準で設定したことがわかると、日経平均株価が110円超安からプラス圏に浮上した事を受けて、124.53円近辺まで上昇しました。午後に入ると、お盆休み期間で市場参加者が少ないなか、週末を控えて日経平均株価の利益確定売りが先行し、ドル円もつれて124.36円近辺まで下落しました。欧州勢参入後には、時間外の米10年債利回りが低下したことでドル売りが強まり124.05円近辺まで下落しました。NY市場では、7月米卸売物価指数(PPI)が予想を上回る結果となったほか、7 月米鉱工業生産指数も強い結果となったため、米10年債利回りの上昇とともに、ドル買い圧力が強まり124.38円近辺まで上昇しました。ただ原油の下げ渋りや米長期金利の上昇、底堅いNYダウ動向を受けても反応は限定的で、上値は抑えられ引けにかけてもみ合いが続きました。前日比では、0.143円安い124.285円で取引を終えました。

≪2015年08月14日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円  :「ベア」 売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ブル」 売り48%  買い52%
豪ドル・円  :「ブル」 売り14%  買い86%
NZドル・円  :「ブル」 売り 5% 買い95%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り61% 買い39%

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 8月
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)4-6月期
16:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 6月
18:00 EUR 貿易収支 6月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 8月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 6月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 8月

- 今日のトレードポイント -
先週のドル円は米長期金利の上昇や米国の経済指標が堅調な結果となったものの、中国人民銀行が対ドルでの人民元基準値を大幅に引き下げたことで値動きの荒い展開になりました。今週は米国の経済指標で19日消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表が控えています。7月のFOMCにおける声明文がやや「タカ派」の内容だっただけに景気・労働市場の状況・物価などの評価が「利上げ」に近づく結果となるか注目したいです。もし利上げ期待が高まるような結果になれば年初来高値の125.70円近辺を試す展開になるかもしれません。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    124.00-126.00
ユーロ・円 136.50-139.00
ポンド・円 192.00-196.00

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