FXレポート

米株高につれて買い戻し優勢!

昨日のドル円は、121.472円で取引を開始した後、東京市場午前において日経平均株価の上昇を眺めながら強含み一時121.666円まで上昇し本日の高値を付けました。その後、しばらく高値圏でのもみ合いが続きましたが、午後に入り利益確定の売りなどから伸び悩み121.32円台まで下落しました。欧米市場では、対ユーロなどでドル売りが進んだ流れに沿ったほか、時間外の米10年債利回りの低下を手掛かりにした売りも進みました。2月米小売売上高が予想を大幅に下回る弱い結果となったことでドル売りが加速すると、一時120.663円まで下落し本日の安値を記録。ただ、その後は米10年債利回りが低下幅を縮小し、株高が進むなかで一転買い戻しが優勢となりました。NYダウ平均が200ドル超上昇し、ナイトセッションの日経平均先物も190円上昇したことをながめ、121.41円近辺まで切り返すも、その後は失速し、前日比では0.18円安い121.252円で取引を終えました。

≪2015年03月12日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・円  :「ブル」 売り43% 買い57%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26%  買い74%
豪ドル・円  :「ブル」 売り16%  買い84%
NZドル・円  :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り66% 買い34%

【今日の主な経済指標】
11:30 SGD 四半期失業率(確定値) 10-12月期
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 1月
16:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 2月
21:30 USD 卸売物価指数(PPI)[前月比] 2月
21:30 USD 卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)[前月比] 2月
21:30 CAD 新規雇用者数 2月
21:30 CAD 失業率 2月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 3月

- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は弱い2月米小売売上高の結果を受け一時的にドル売りが加速し120.66円近辺まで下落しましたが、その後は121円台を回復して取引を終えています。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)まではドルの底堅い推移が予想されますが、本日は122円台が視野に入る上昇材料が見当たりません。120円台後半から121円台前半ではドルを買い121円台半ばまで上昇したら利益確定の売りで良いと思います。ただ、昨日のNYダウ平均が259ドル以上上昇して取引を終えているため、本日の東京や欧米の株式市場がどのように反応するか注視してポジション管理を徹底したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    120.70-121.80
ユーロ・円 127.00-130.00
ポンド・円 177.50-183.50




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