90円ブレイク!レンジ脱却まであと一押し!
昨日のドル・円は序盤から、前日のNY休場の流れから狭いレンジで小動きが続き、安値は89.641円。
しかしNY勢が参入してくると一転して買いが入り90円を試した。
米週間新規失業保険申請件数が発表され、50.2万件と予想(51万件)を下回ったことや
原油相場の大幅下落などでドルが買われ、一時高値90.610円まで上昇。
しかしながら勢いは続かず結局90.359円で取引を終えた。
ユーロ・円は、もみ合いで始まり序盤の135.023円が高値となった。
その後、ユーロ圏の9月鉱工業生産の結果が前月比で0.3%(予想:0.5%、前回:1.2%)、
前年比で-12.9%(予想:-14.1%,前回:-15.1%)と発表後は、持ち高調整目的から売りも入り、
ストップロスを巻き込んで、安値133.929円をつけた。
その後は円売りに引きづられ高値に接近するも原油・金相場の下げやダウ先物も軟調な推移を見せて
いることを背景に、結局134.146円で取引を終えた。
豪ドル・円はポジティブサプライズがあるも迷走。
10月失業率が5.8%(前回:5.7%)と若干悪化したものの予想通りの結果であったが、
同新規雇用者数が+2.45万人(前回:+3.98万人)と予想(-1.00万人)大きく上回ったことを受けて
一気に買いが集まり、高値84.213円まで急騰するなど予想外の値動き。
買い一服後は、利益確定売りや原油の大幅下落などで下落、本日安値の83.237円をつけた。
NY時間に入ると再度高値に接近するも上値重く、結局83.427円で引けるなど方向感は定まらない。
本日の相場だが、ガイトナー米財務長官がAPEC後の会見で、「強いドル」について言及したこともあり
心理的には大分楽になってはいるようだが、逆に月並みな発言と取る向きもある。
また、赤字縮小には時間がかかる様相を見せていることもきにかかる。
昨日のドル円も結局引けにかけて値を落としたように、90円絡みのボックスからの脱却には
勢いがなく、大きなサポートには強い動機づけが必要だろう。
指標は独・仏・ユーロ圏の第3四半期GDPや、米国の11月ミシガン大消費者信頼感指数などが控え
様子見ムードが漂うが、発表後の値動きには十分注意したい。
[本日の予想レンジ]
ドル ・円 89.400- 90.700
ユーロ・円 131.400-134.900
ポンド・円 146.000-151.500
【本日の主な経済指標】
13:30 日)鉱工業生産【確報値】
14:00 日)消費者態度指数
16:00 独)国内総生産GDP【確報値】
16:40 仏)消費者物価指数
16:45 仏)非農業部門雇用者数【速報値】
16:50 仏)国内総生産GDP【速報値】
17:15 ス)生産者輸入価格
19:00 欧)四半期域内総生産【速報値】
19:00 欧)消費者物価指数【確報値】
22:30 加)貿易収支
22:30 米)貿易収支
22:30 米)輸入物価指数
24:00 米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年11月12日クローズ時点≫
ドル・円 : 「ブル」
ユーロ・円 : 「ブル」
ユーロ・ドル : 「ブル」
英ポンド・円 : 「ブル」
豪ドル・円 : 「ブル」
NZドル・円 : 「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」
久しぶりにドル買いの展開で、ポジションは持ち越しのブル。
米30年債入札を軟調に消化した点は一時重石となったものの、米金利が上振れしたこともドル買い
要因となったようだ。
中東系の売りも吸収しており、ミシガン大消費者信頼感指数がレンジ脱却の起爆剤となることに
期待したい。
ユーロ・円は「ブル」
英系ヘッジファンドの買い観測が聞かれたが、結果は下落相場となったことから、思ったより売りの
圧力は強いようだ。
本日発表される、ユーロ圏・独の第3四半期GDPによる圧力発生が気になるところだ。
また、原油相場が今後も軟調に推移すればユーロのような相対的に高金利の通貨は売られる傾向に
あるため商品相場からも目が離せない。
豪ドル・円は「ブル」
雇用統計がポジティブサプライズとなるも、結局下落相場で引けたことの割安感で強いブルを
示している。
本日はオーストラリア関連の重要経済指標の発表予定はなく動意薄い展開が予想される。
高金利通貨が強い地合いの中で下値がしっかりサポートされている印象だ。
しかしNY勢が参入してくると一転して買いが入り90円を試した。
米週間新規失業保険申請件数が発表され、50.2万件と予想(51万件)を下回ったことや
原油相場の大幅下落などでドルが買われ、一時高値90.610円まで上昇。
しかしながら勢いは続かず結局90.359円で取引を終えた。
ユーロ・円は、もみ合いで始まり序盤の135.023円が高値となった。
その後、ユーロ圏の9月鉱工業生産の結果が前月比で0.3%(予想:0.5%、前回:1.2%)、
前年比で-12.9%(予想:-14.1%,前回:-15.1%)と発表後は、持ち高調整目的から売りも入り、
ストップロスを巻き込んで、安値133.929円をつけた。
その後は円売りに引きづられ高値に接近するも原油・金相場の下げやダウ先物も軟調な推移を見せて
いることを背景に、結局134.146円で取引を終えた。
豪ドル・円はポジティブサプライズがあるも迷走。
10月失業率が5.8%(前回:5.7%)と若干悪化したものの予想通りの結果であったが、
同新規雇用者数が+2.45万人(前回:+3.98万人)と予想(-1.00万人)大きく上回ったことを受けて
一気に買いが集まり、高値84.213円まで急騰するなど予想外の値動き。
買い一服後は、利益確定売りや原油の大幅下落などで下落、本日安値の83.237円をつけた。
NY時間に入ると再度高値に接近するも上値重く、結局83.427円で引けるなど方向感は定まらない。
本日の相場だが、ガイトナー米財務長官がAPEC後の会見で、「強いドル」について言及したこともあり
心理的には大分楽になってはいるようだが、逆に月並みな発言と取る向きもある。
また、赤字縮小には時間がかかる様相を見せていることもきにかかる。
昨日のドル円も結局引けにかけて値を落としたように、90円絡みのボックスからの脱却には
勢いがなく、大きなサポートには強い動機づけが必要だろう。
指標は独・仏・ユーロ圏の第3四半期GDPや、米国の11月ミシガン大消費者信頼感指数などが控え
様子見ムードが漂うが、発表後の値動きには十分注意したい。
[本日の予想レンジ]
ドル ・円 89.400- 90.700
ユーロ・円 131.400-134.900
ポンド・円 146.000-151.500
【本日の主な経済指標】
13:30 日)鉱工業生産【確報値】
14:00 日)消費者態度指数
16:00 独)国内総生産GDP【確報値】
16:40 仏)消費者物価指数
16:45 仏)非農業部門雇用者数【速報値】
16:50 仏)国内総生産GDP【速報値】
17:15 ス)生産者輸入価格
19:00 欧)四半期域内総生産【速報値】
19:00 欧)消費者物価指数【確報値】
22:30 加)貿易収支
22:30 米)貿易収支
22:30 米)輸入物価指数
24:00 米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年11月12日クローズ時点≫
ドル・円 : 「ブル」
ユーロ・円 : 「ブル」
ユーロ・ドル : 「ブル」
英ポンド・円 : 「ブル」
豪ドル・円 : 「ブル」
NZドル・円 : 「ブル」
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」
久しぶりにドル買いの展開で、ポジションは持ち越しのブル。
米30年債入札を軟調に消化した点は一時重石となったものの、米金利が上振れしたこともドル買い
要因となったようだ。
中東系の売りも吸収しており、ミシガン大消費者信頼感指数がレンジ脱却の起爆剤となることに
期待したい。
ユーロ・円は「ブル」
英系ヘッジファンドの買い観測が聞かれたが、結果は下落相場となったことから、思ったより売りの
圧力は強いようだ。
本日発表される、ユーロ圏・独の第3四半期GDPによる圧力発生が気になるところだ。
また、原油相場が今後も軟調に推移すればユーロのような相対的に高金利の通貨は売られる傾向に
あるため商品相場からも目が離せない。
豪ドル・円は「ブル」
雇用統計がポジティブサプライズとなるも、結局下落相場で引けたことの割安感で強いブルを
示している。
本日はオーストラリア関連の重要経済指標の発表予定はなく動意薄い展開が予想される。
高金利通貨が強い地合いの中で下値がしっかりサポートされている印象だ。