祝日明けとなるNY勢の動向に注目!!
昨日のドル円は序盤、1日に発表された中国の製造部門購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったことを受けて、リスク回避から78.195円まで軟調に推移しました。欧州市場では、スペインの製造業(PMI)が市場予想を上回ったことに好感され、投資家のリスク許容度が改善したものの、安全通貨のドルと円が同時に売られたことから方向感に乏しい展開になりました。NY市場では、米国が労働感謝の日で市場が祝日休場だったことから、積極的な取引が控えられ動意に乏しく前日比-0.065円となる78.265円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、ドル円と同様に中国の経済指標の悪化を背景に、世界的な景気後退が意識され98.222円まで下落しました。しかし欧州市場に入ると、欧州株式が堅調に推移するなか、スペインの強い経済指標を受けて、リスク回避の巻き戻しから98.60円付近まで反発。NY市場では、米国市場が祝日で休場で流動性が低下していたものの、ドラギECB総裁が「ECBによる国債購入は条約に違反せず、財政ファイナンスにあたらない」と発言したことを手掛かりにユーロ買いが優勢となり98.694円まで強含み98.561円(前日比:+0.042)で取引を終えました。
≪2012年9月3日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り 9% 買い91%
ユーロ・円 :「ベア」売り52% 買い48%
ユーロ・ドル :「ベア」売り81% 買い19%
英ポンド・円 :「ブル」売り42% 買い58%
豪ドル・円 :「ブル」売り12% 買い88%
NZドル・円 :「ブル」売り26% 買い74%
【今日の主な経済指標】
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
14:45 CHF 四半期国内総生産(GDP)[前期比] 4-6月期
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 7月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 7月
23:00 USD ISM製造業景況指数 8月
23:00 USD 建設支出[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
昨日は米国市場が休場だったこともあり、取引参加者の減少を背景に積極的な取引が控えられて動意に欠ける展開になりました。本日から祝日明けでNY勢が戻り流動性がでてくることにくわえ、景気先行指数として重要な米ISM製造業景況指数の発表が控えており、内容次第では週末の雇用統計を前に大きな方向性を形成することも考えられそうです。その他では、日本時間13時30分に豪準備銀行の政策金利の発表が予定されています。政策金利は据え置きになるとみられ材料視されにくいものの、発表後の会見での金融政策の見通しがターゲットになります。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.50-79.50 ユーロ・円 97.50-100.00 ポンド・円 123.00-125.50
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