東京市場の祝日休場の影響は!?NY市場に注目か!!
昨日のドル円は、明日が日本の祝日で実質ゴトー日(5日、10日)であったことから、仲値に向けてドル買いが優勢となり83.566円まで上昇しました。欧州市場では、欧州株式やGlobexのNYダウ先物で売りが先行したことを背景に、投資家のリスク許容度が悪化し83.021円まで反落に。ただ、NY市場に入ると、ダドリーNY連銀総裁が「直近の指標は強さを増している」との見解を示したことをきっかけに、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大を意識したドル買い円売りから83.55円まで反発し83.337円(前日比:-0.061)で取引を終えました。
ユーロ円は序盤、円売りが先行し110.15円付近まで強含んだものの、その後に円売りが長続きせず軟調に推移しました。欧州市場では、手掛かり材料のない中、欧州株式やGlobexのNYダウ先物が下落したことを受けて、リスク回避の円買いが強まり109.183円まで下押し。NY市場では、米国の景気回復期待を背景にNYダウが堅調に推移したほか、米長期金利も上昇したことにより、投資家のリスク許容度が改善し110.560円まで強含み110.341円(前日比:+0.459)で取引を終えました。
≪2012年3月19日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り25% 買い75%
ユーロ・円 :「ブル」売り68% 買い32%
ユーロ・ドル :「ブル」売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ブル」売り61% 買い39%
豪ドル・円 :「ブル」売り42% 買い58%
NZドル・円 :「ベア」売り71% 買い29%
【今日の主な経済指標】
16:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 2月
17:15 CHF 四半期鉱工業生産 [前期比] 10-12月期
17:15 CHF 四半期鉱工業生産 [前年同期比] 10-12月期
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 2月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 2月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 2月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 2月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 2月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 2月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 2月
- 今日のトレードポイント -
本日は東京市場が祝日休場により、取引参加者が減少しているほか、NY時間に
バーナンキFRB議長による発言が予定されていることから、積極的な取引は
控えられるかもしれません。ただ、薄商いのなか突発的なフローにより荒い
値動きになることも想定されることから、現時点では中立スタンスで様子を
見ておきたいでしょう。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 82.00-84.00 ユーロ・円 109.00-102.50 ポンド・円 131.00-134.50