FOMCの公表を受けリスクオンの動きが活発に!ドル円上昇!!
昨日のドル円は、東京市場午前において日経平均株価上昇によるドル買いで102円台後半まで上昇、午後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の公表を控えた様子見ムードが続き103円近辺での狭いレンジ取引となりました。欧米市場では、11月米住宅着工件数や11月米建設許可件数が市場予想を上回り米長期金利が上昇、ドル買いが進むもFOMC公表前のため上値は限られました。注目されていた米連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策発表において政策金利の誘導目標を0.0%から0.25%の範囲に据え置くことが発表されると、一時102.75円近辺まで下落。しかし、MBSの購入を現在の月間400億ドルから350億ドルに縮小し、長期国債の購入を現在の450億ドルから400億ドルに縮小することが伝わると、103円台半ばまで上昇。その後も高値圏での推移は継続し、前日比では1.666円高い104.300円で取引を終えました。
≪2013年12月18日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り45% 買い55%
ユーロ・円 :「ベア」売り76% 買い24%
英ポンド・円 :「ベア」売り66% 買い34%
豪ドル・円 :「ブル」売り 8% 買い92%
NZドル・円 :「ブル」売り44% 買い56%
ユーロ・ドル :「ベア」売り79% 買い21%
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 10月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 10月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 10月
16:00 CHF 貿易収支 11月
18:00 EUR 経常収支 10月
18:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 11月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
00:00 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 12月
00:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 11月
00:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 11月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 11月
- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の公表後、円安が加速し104円台に突入しました。米量的緩和の縮小が決まったものの、金融政策は引き続き緩和的となる見通しとなっています。これを受け今後も株高・円安の流れが継続することが予想されますが、利益確定の売りも予想されるため104円台を維持できるかに注目したいです。本日発表される米新規失業保険申請件数や12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の結果が市場予想よりも良い結果となれば、さらにドル買いが加速しそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.00-105.00 ユーロ・円 141.00-144.50 ポンド・円 167.00-173.00