FOMCは金融緩和縮小を見送り!!失望売りからドル全面安に!!
昨日のドル円は序盤、日経平均が前日比250円超の上昇を見せたものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、値動きは限定的でドル円は99円台前半を静かに推移しました。欧米市場では、注目されていたFOMCで金融政策が維持され、金融緩和縮小が見送られたことを受けて、ドルは全面安となり97円台まで急落。その後もバーナンキFRB議長の会見内容がハト派寄りの内容だったことから、失望売りが散発的に入り前日比-1.253円安い97.877円まで下落し取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、日経平均の株高を受けて小幅に上昇したものの、FOMCを控えて明確な方向感は出ませんでした。しかし、欧米市場に入ると、英金融政策委員会(MPC)で、資産買い入れ枠の据え置きが9対0で決定されると、対ポンドでのユーロ売りが強まり131.864円まで急ピッチに下落しました。その後、FOMCで金融緩和縮小が見送られたことをきっかけに、対ドルでのユーロ買い圧力が強まり前日
比-0.020円安い132.389円まで上昇し取引を終えました。
≪2013年9月18日クローズ時点≫
ドル円 :「ブル」売り15% 買い85%
ユーロ円 :「ベア」売り69% 買い31%
ユーロドル :「ベア」売り86% 買い14%
英ポンド円 :「ベア」売り82% 買い18%
豪ドル円 :「ブル」売り19% 買い81%
NZドル円 :「ブル」売り42% 買い58%
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 7月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 7月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 7月
15:00 CHF 貿易収支 8月
16:30 CHF スイス国立銀行3カ月物銀行間取引金利誘導目標中心値
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 8月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 7月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 四半期経常収支 4-6月期
23:00 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 9月
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 8月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 8月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 8月
- 今日のトレードポイント -
前日の為替市場は、FOMCで事前の予想に反し金融緩和縮小が見送られたことから、ドルが全面安となりました。もっとも、FOMC後のバーナンキFRB議長の会見では「量的緩和縮小の第一歩は年内に可能」との発言をしており含みを持たせました。今後は来月のFOMCまで米経済指標の結果を見極める必要があり本日の新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数などに注目が集まりそうです。これらが市場予想から改善した場合には、下落の反動からドルの買い戻しが進むかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル円 97.00-99.00 ユーロ円 131.00-134.00 ポンド円 157.00-160.00
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