今週はFOMC(連邦公開市場委員会)政策金利に注目!
先週金曜日のドル円は、米13州で失業行率が10%を超える見込みとの報道に
債権が金利低下方向へ転換。米10年債利回りは3.876%前後をピークに低下に転じた。
さらに格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)により、
米銀18行が格下げされたことからドル売り優勢の流れとなった。
これらの要因からドル円は96円を割り込み一時95.995まで下落。
その後は揉み合い96円台をなんとかキープ。結局96.271で先週の取引を終えた。
ユーロ円は不安定な相場が続いている。一時は135.153円と今週高値の135.365円
に迫る勢いだったが力及ばずニューヨーク時間で下落、
ドル円と一緒に連れ安となり134.157円で取引を終えた。
しかし、日足チャートをみると132.50付近をキープすれば今年2月から継続している
アップトレンドに乗って次の目標である137.60付近を目指すかもしれない。
ポンド円は今週、英経済指標が期待はずれの結果に終わったことで安値圏まで売られたが、
155円付近をキープしたことで底堅さを見せた。テクニカル的に見てもこのまま155円付近
をキープすれば今月12日につけた162.609円を目指す展開になるかもしれない。
来週のイベントは、23―24日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)政策金利に注目したい。
一時浮上していた利上げ観測も遠退き、今回は金利据え置きとの見方が強まっている。
現在は為替相場にも織り込み済みであると考えられるものの、追加利下げの可能性が示唆される状況となれば
ドル売り圧力が強まる可能性もありそうだ。
一方、経済指標では、23日の5月米中古住宅販売、24日の5月米新築1戸建て住宅販売、
5月米耐久財受注などが注目される。米景気の底打ちがはっきりと示されれば、
ドルが買い戻される可能性はあるものの、投資家心理がドル売りに傾きつつあるこの状況下では、
上値の重たさを意識せざるを得ないであろう。また、予想を下回る結果となれば、ドル円は
一段の下値を模索する展開も予想されるため、慎重な判断が求められそうだ。
[今週の予想レンジ]
ドル・円 95.00~98.50
ユーロ・円 132.50~136.50
ポンド・円 153.50~159.00
【今週の主な経済指標】
6月22日(月)
08:50(日) 日本 第三次産業活動指数
17:00(独) ドイツ IFO企業景況感指数
6月23日(火)
23:00(米) アメリカ 中古住宅販売件数
23:00(米) アメリカ リッチモンド連銀製造業指数
23:00(米) アメリカ 住宅価格指数 前月比
6月24日
17:00(欧) ユーロ圏 経常収支
23:00(米) アメリカ 新築住宅販売件数
27:15(米) アメリカ 米連邦公開市場委員会(FOMC)
6月25日
未定(南ア) 南アフリカ 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
21:30(米) アメリカ 新規失業保険申請件数
21:30(米) アメリカ 四半期実質国内総生産
6月26日
08:30(日) 日本 全国消費者物価指数
23:00(米) アメリカ ミシガン大学消費者態度指数・確報値
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年6月20日クローズ時点≫
ドル・円 : ブル
ユーロ・円 : ブル
ユーロ・ドル :スクエア
英ポンド・円 :ベア
豪ドル・円 : ブル
NZドル・円 : ブル
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」、相場の方向性が定まらない状況の下、参加者は依然として押し目買いのスタ
ンスで望んでいるようだ。指標が予想を下回り、米金利引き下げになれば一方的なドル売りの展開も
予想される為、注意が必要だ。
ユーロ・円は「ブル」、参加者はドル売りの流れが強まっている中、ユーロ買いを後押しする状況で
ある模様米政策金利発表によっては強気な流れも続きそうだ。
英ポンド・円は「ベア」、一昨日は大きな値動きとなったポンド円であるが、先週末が158円台を中
心に落ち着いた値動きとなっている。参加者は早くも高値警戒感からポンド売りもしくは利益確定売り
がみられるようだ。
債権が金利低下方向へ転換。米10年債利回りは3.876%前後をピークに低下に転じた。
さらに格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)により、
米銀18行が格下げされたことからドル売り優勢の流れとなった。
これらの要因からドル円は96円を割り込み一時95.995まで下落。
その後は揉み合い96円台をなんとかキープ。結局96.271で先週の取引を終えた。
ユーロ円は不安定な相場が続いている。一時は135.153円と今週高値の135.365円
に迫る勢いだったが力及ばずニューヨーク時間で下落、
ドル円と一緒に連れ安となり134.157円で取引を終えた。
しかし、日足チャートをみると132.50付近をキープすれば今年2月から継続している
アップトレンドに乗って次の目標である137.60付近を目指すかもしれない。
ポンド円は今週、英経済指標が期待はずれの結果に終わったことで安値圏まで売られたが、
155円付近をキープしたことで底堅さを見せた。テクニカル的に見てもこのまま155円付近
をキープすれば今月12日につけた162.609円を目指す展開になるかもしれない。
来週のイベントは、23―24日に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)政策金利に注目したい。
一時浮上していた利上げ観測も遠退き、今回は金利据え置きとの見方が強まっている。
現在は為替相場にも織り込み済みであると考えられるものの、追加利下げの可能性が示唆される状況となれば
ドル売り圧力が強まる可能性もありそうだ。
一方、経済指標では、23日の5月米中古住宅販売、24日の5月米新築1戸建て住宅販売、
5月米耐久財受注などが注目される。米景気の底打ちがはっきりと示されれば、
ドルが買い戻される可能性はあるものの、投資家心理がドル売りに傾きつつあるこの状況下では、
上値の重たさを意識せざるを得ないであろう。また、予想を下回る結果となれば、ドル円は
一段の下値を模索する展開も予想されるため、慎重な判断が求められそうだ。
[今週の予想レンジ]
ドル・円 95.00~98.50
ユーロ・円 132.50~136.50
ポンド・円 153.50~159.00
【今週の主な経済指標】
6月22日(月)
08:50(日) 日本 第三次産業活動指数
17:00(独) ドイツ IFO企業景況感指数
6月23日(火)
23:00(米) アメリカ 中古住宅販売件数
23:00(米) アメリカ リッチモンド連銀製造業指数
23:00(米) アメリカ 住宅価格指数 前月比
6月24日
17:00(欧) ユーロ圏 経常収支
23:00(米) アメリカ 新築住宅販売件数
27:15(米) アメリカ 米連邦公開市場委員会(FOMC)
6月25日
未定(南ア) 南アフリカ 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利
21:30(米) アメリカ 新規失業保険申請件数
21:30(米) アメリカ 四半期実質国内総生産
6月26日
08:30(日) 日本 全国消費者物価指数
23:00(米) アメリカ ミシガン大学消費者態度指数・確報値
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年6月20日クローズ時点≫
ドル・円 : ブル
ユーロ・円 : ブル
ユーロ・ドル :スクエア
英ポンド・円 :ベア
豪ドル・円 : ブル
NZドル・円 : ブル
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」、相場の方向性が定まらない状況の下、参加者は依然として押し目買いのスタ
ンスで望んでいるようだ。指標が予想を下回り、米金利引き下げになれば一方的なドル売りの展開も
予想される為、注意が必要だ。
ユーロ・円は「ブル」、参加者はドル売りの流れが強まっている中、ユーロ買いを後押しする状況で
ある模様米政策金利発表によっては強気な流れも続きそうだ。
英ポンド・円は「ベア」、一昨日は大きな値動きとなったポンド円であるが、先週末が158円台を中
心に落ち着いた値動きとなっている。参加者は早くも高値警戒感からポンド売りもしくは利益確定売り
がみられるようだ。