ECB理事会や米雇用統計控え警戒感高まる!!
昨日のドル円は序盤、仲値に向けてドル買いが強まり78.534円まで小幅に上昇したものの、買い一巡後に戻り売りから78.35円付近まで反落しました。欧米市場では、新規取引材料が乏しかったことから、方向感に欠く展開になっていましたが、ロンドンフィックスにかけて明日のECB理事会への思惑から78.40円付近を上下に振れる展開となり前日比-0.023円となる78.391円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は序盤、明日のECB理事会を控えて欧州債務危機の懸念を背景にユーロ売りが強まり98.10円付近まで軟化しました。しかし、欧米市場では目立った取引材料のない中、積極的な売買が控えられこう着相場になっていましたが、ユーロ圏の各国要人の発言を受けて、ECB理事会への期待感が高まりユーロに買い戻しが入ったほか、スペインの国債利回りが低下したことが好感され、投資家のリスク許容度の改善から98.909円まで上昇し98.788円(前日比:+0.277)で取引を終えました。
≪2012年9月5日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り11% 買い89%
ユーロ・円 :「ベア」売り52% 買い48%
ユーロ・ドル :「ベア」売り79% 買い21%
英ポンド・円 :「ブル」売り42% 買い58%
豪ドル・円 :「ブル」売り11% 買い89%
NZドル・円 :「ブル」売り30% 買い70%
【今日の主な経済指標】
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値)[前期比] 4-6月期
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、改定値)[前年同期比] 4-6月期
19:00 DEM 製造業新規受注[前月比] 7月
20:00 GBP イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 8月
20:45 EUR 欧州中央銀行(ECB)政策金利
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 8月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 8月
- 今日のトレードポイント -
本日の米経済指標はADP雇用統計、新規失業保険申請件数、ISM非製造業景況指数と明日の米雇用統計を控えて注目度が高くなっています。米国では雇用環境の回復鈍化を背景にQE3が意識されており、仮に市場予想から悪化した場合にはQE3への期待感が高まりドル売りが強まるかもしれません。一方、ユーロもECB理事会を控えて様子見ムードが強まるなか、理事会後の会見でドラギ総裁が債権購入に向けて具体的なプランを明示できるかが注目されており、リスク選好姿勢が強まる内容になるか注目したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.50-80.00 ユーロ・円 97.50-100.50 ポンド・円 123.00-126.00
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