FXレポート

ADP全国雇用者数に注目!

昨日のドル円は底堅い展開に。東京時間は目立った取引材料がないなか、売りが断続的に入り109.98円付近まで軟化しました。その後、欧州市場に入ると買い戻しが優勢になり110.40円付近まで回復。NY市場では米ISM製造業景況指数の発表前に110.587円の日通し高値をつけたものの、指標結果が奮わなかったことから一時109.916円まで急ピッチで下落しました。もっとも、引けにかけて、ショートカバーが入ると110.366円まで反発し取引を終えました。

≪2017年08月1日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り28% 買い72%
ユーロ・円  :「ベア」       売り76% 買い24%
英ポンド・円 :「ブル」    売り44%  買い56%
豪ドル・円  :「ブル」      売り32%  買い68%
NZドル・円   :「ブル」      売り45% 買い55%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り87% 買い13%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期失業率 4-6月期
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 7月
10:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 6月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 7月
14:45 CHF スイスSECO消費者信頼感指数 7月
16:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 6月
16:30 CHF SVME購買部協会景気指数 7月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 7月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 6月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 6月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 7月

- 今日のトレードポイント -
昨日のドル円は底堅い動きになったものの、方向感がなく夏枯れ相場の様相です。理由としては米国の政治的混乱や低調な経済指標の発表で利上げ期待が剥落したのが原因とみています。また、FRBが9月にバランスシートの縮小を開始するとの見方からNYダウが上昇しており、これがドル円の下値を支えています。ただ、今週は米雇用統計ウィークで本日はADP全国雇用者数の発表があります。ポイントとしては予想を上回るかも見極める上で大切な要因になりますが、物価指数が上昇するほどのインパクトを与えられる結果になるかが重要なポイントになるとみてます。心理面から考えると20万人越えとなるか期待しながら注視したいです。反対に厳しい結果になると利上げ期待が大きく後退し下げ足の速い展開になることが想定されるため注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            109.80-112.00
ユーロ・円        129.50-131.50
ポンド・円        144.00-148.00 

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