FXレポート

ドル円93円台回復 ユーロは軟調

先週金曜日のドル円は序盤、日経平均が安く寄り付いたことや、米10年債利回りが時間外取引において低下したことで92.47円付近まで下落。しかし下落幅を拡大する材料にも乏しく92.60円付近まで戻しました。欧米市場では、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値、米2月ISM製造業景況指数が共に、市場予想を上回ったことや米国株式が底堅く推移するとて円売り・ドル買いを誘い93.68円付近まで上昇幅を広げ、前日比0.985円高い93.555円で取引を終えました。

東京市場のユーロ円は、日経平均の軟調な推移を受けて動きが重くなりましたが、121円を挟んでの推移に。欧州市場では、伊政局の混乱が長引く懸念が根強い中、ユーロ圏1月失業率が市場予想比で悪化し過去最悪を更新。欧州株の下落に伴う売りも出て一時120.37付近まで下落。NY市場に入ると米経済指標の強い結果をうけて、米国株式が底堅い展開となると前日比0.861円高い121.789円で取引を終えました。


≪2013年3月1日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り30% 買い70%
ユーロ・円  :「ベア」売り51% 買い49%
ユーロ・ドル :「ベア」売り52% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」売り33%  買い67%
豪ドル・円  :「ブル」売り25%  買い75%
NZドル・円  :「ブル」売り39% 買い61%

【今日の主な経済指標】
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 1月 
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 1月 
 

              - 今日のトレードポイント -

本日は、衆院で黒田氏の所信聴取が行われます。また、5日には岩田氏と中曽氏の所信聴取が行われる予定で再び円安に動く可能性もあります。海外では、引き続き伊政局のニュース、7日のECB理事会での要人発言には注意が必要となります。


[今日の予想レンジ]
ドル・円   92.00-94.00  ユーロ・円 120.50-122.30  ポンド・円 139.50-141.50

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