FOMCの結果を受け、ドル円は5営業日続伸!
昨日のドル円は、111.988円で取引を開始した後、東京タイムでは、前日からの流れを引き継ぎ、円売り・ドル買いが進むと112.06円近辺まで上昇しました。東京市場と香港市場が休場だったため、111.96-112.09円近辺での狭いレンジでの推移となりました。欧州市場に入ると、上昇気味の米10年債利回りをながめ、112.23円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、この日発表された米4月ADP雇用統計の伸びが、昨年10月以来の低水準となったため、一時112.07円近辺まで下落しましたが、米財務省が「超長期債のコストと利点を調査中」と発表したほか、米4月ISM非製造業景況指数が57.5と、市場予想の55.8を上回り、112.49円近辺まで上昇しました。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後には、予想通り政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.75%から1.00%の範囲に据え置くことを発表し、声明では「経済活動は減速したにもかかわらず、労働市場は引き続き強まった」「第1四半期の成長減速は一過性となる可能性が高い」などの見解が示されると日通し高値である112.75円近辺まで上昇しました。前日比では0.769円高い112.750円で取引を終えました。
≪2017年05月03日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り47% 買い53%
ユーロ・円 :「ベア」 売り73% 買い27%
英ポンド・円 :「ベア」 売り65% 買い35%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り74% 買い26%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 貿易収支 3月
14:45 CHF スイスSECO消費者信頼感指数 4月
16:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
16:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
17:30 GBP マネーサプライM4 3月
17:30 GBP 消費者信用残高 3月
17:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 4月
18:00 EUR 小売売上高 3月
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 4月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 CAD 貿易収支 3月
21:30 USD 貿易収支 3月
21:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・速報値[前期比] 1-3月期
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 3月
00:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
- 今日のトレードポイント -
昨日の東京タイムは、ゴールデンウィークの連休だったことで、流動性が低下し小幅なレンジ相場となりました。この流れは本日も継続されることが想定され、時間外の米10年債利回り等をながめながらの取引となりそうです。テクニカル面では、昨日にNYタイムで米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を受け、日足の一目均衡表雲下限である112.30円近辺を上抜けた為、雲上限である112.90円近辺が次の高値目安となりそうです。ドル円は5営業日続伸していることからもドル買い地合いは比較的高いと想定されるので、ロングポジションを中心に押し目買いを意識して取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.50-113.50
ユーロ・円 121.00-123.50
ポンド・円 143.00-147.00