強い米経済指標の結果を受け4日続伸!
先週金曜日のドル円は、101.020円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価の280円超安を嫌気して100.91円近辺までドルが売られる場面も見られましたが、市場では「国内機関投資家からまとまった買いが観測された」との指摘があり日通し高値となる101.73円まで急速に持ち直しました。買いが一巡した後はドル売りが優勢となり日通し安値となる100.75円付近まで一転下落しました。欧州市場では、欧州株やナイト・セッションの日経平均先物が下落したことを背景にドル売りが先行し値を下げる場面も見られました。しかし、独DAXを中心に株価が反発するにつれてショートカバーが進行しドル円は徐々に値を上げ101.30円台まで回復しました。NY市場では、9月米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)と9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)確報値が強い内容となったほか、米長期金利の上昇も相場を支え、ドル円は101.40円台まで持ち直す場面も見られ、前日比では0.338円高い101.404円で取引を終えました。
≪2016年09月30日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円 :「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り33% 買い67%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り48% 買い52%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 7-9月期
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業製造業先行き 7-9月期
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資[前年度比] 7-9月期
16:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 8月
16:30 CHF SVME購買部協会景気指数 9月
16:50 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 9月
23:00 USD 建設支出[前月比] 8月
23:00 USD ISM製造業景況指数 9月
- 今日のトレードポイント -
先週のドル円は、OPECでの減産合意を背景にリスク・オンの流れからドル買いが強まった場面もみられましたが、その一方で、ドイツ銀行の経営不安が再燃したことで上値も抑えられ、狭いレンジでの値動きとなりました。今週もドイツ銀行を巡る不安材料が出た場合、相場が急変する可能性があるのでポジション管理には注意したいです。先週から市場の注目は7日の米雇用統計に集まっています。依然米国の利上げ時期について織り込めない状況が続いており、今回の内容だけで明確な利上げの時期はつかめないと思われますが、内容次第では上下どちらかにブレイクする可能性もあるため注意して取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 100.50-102.00
ユーロ・円 113.00-115.00
ポンド・円 128.00-134.50