ドル円は3営業日続伸!ムニューシン米財務長官の発言を受けドル買い優勢!
昨日のドル円は、北朝鮮が4月29日に弾道ミサイルを発射したとの報道を受けて早朝から円買いが先行し、日通し安値となる111.20円近辺まで下落しました。東京市場に入ると、日経平均株価が前日比プラスとなったことで、仲値に向けて本邦輸入勢から円売りが観測されたほか、「米議会が1兆ドルの歳出法案で暫定合意した」との報道が伝わると、111.74円近辺まで上値を伸ばしました。欧州市場に入ると、東京タイムの流れを引き継ぎ、円売りが先行しました。英国、ドイツ、フランスなどがメーデーで休場となり、市場参加者は少ない中、投資家のリスク回避ムードの後退もあり111.91円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、この日発表された米4月ISM製造業景況指数が市場予想である56.5を下回り、54.8と弱い結果となったことからドル円は111.41円近辺まで下押ししました。その後には、ムニューシン米財務長官の「共和党議員の8割が税制改革に合意」などといった発言をした事を受け、日通し高値となる111.92円まで上昇しました。しかし、トランプ米大統領の大手銀行分割に関する提案が伝わると再び下落するなど不安定な相場が続き、前日比では0.36円高い111.805円で取引を終えました。
≪2017年05月01日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り41% 買い59%
ユーロ・円 :「ベア」 売り75% 買い25%
英ポンド・円 :「ベア」 売り63% 買い37%
豪ドル・円 :「ブル」 売り23% 買い77%
NZドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り70% 買い30%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 4月
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
09:20 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
16:30 CHF SVME購買部協会景気指数 4月
16:50 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 4月
18:00 EUR 失業率 3月
- 今日のトレードポイント -
各国の主要市場が休日となり、流動性が低下する中、ドル円は米国の税制改革の期待から底堅く推移しています。北朝鮮への地政学リスクは落ち着きを見せており、一時的に投資家のリスク回避ムードが後退しているようですが、いつ円高になってもおかしくない状況は継続しています。本日は、押し目を狙いつつ短期的な逆張りで取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.00-112.50
ユーロ・円 121.00-123.00
ポンド・円 142.50-147.00