ドル円は米長期金利の上昇等を受け3月7日の高値圏まで上昇!!
昨日のドル円は、103.216円で取引を開始した後、日経平均株価の失速によるドル売りや「本邦輸出企業による円買いドル売りが観測された」との指摘から103.08円前後まで値を下げました。売り一巡後は利益確定の買い戻しに加え豪ドル円の上昇につれたドル買いから103.34円近辺まで上昇。欧州市場では、売り買いが交錯し方向感に欠ける展開となりました。しかしNY市場に入ると、米長期金利の上昇やNYダウが100ドル超上昇したことに加え、日本経済新聞社が「公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は高収益の日本株を組み込んだファンドへの投資を始める」と報じるとナイトセッションの日経平均先物が上げ幅を拡大しドル買いを後押ししました。これを受け3月7日以来の高値圏に迫る103.70円近辺まで上昇。その後も高値圏での推移は継続し、前日比では0.457円高い103.675円で取引を終えました。
≪2014年4月1日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・円 :「ベア」 売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ベア」 売り56% 買い44%
豪ドル・円 :「ブル」 売り38% 買い62%
NZドル・円 :「ベア」 売り75% 買い25%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り66% 買い34%
【今日の主な経済指標】
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 3月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 2月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 2月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 3月
23:00 USD 製造業新規受注[前月比] 2月
- 今日のトレードポイント -
本日はADP雇用統計が発表されます。前回は13.9万人でしたが今回の市場予想では19.5万人となっているため市場の予想通りの数値に近ければドル買いへと傾斜することが予想されます。また、米2月製造業新規受注[前月比] の発表もあり、こちらも市場予想は前回よりも改善されているため、本日もリスク選好による円売りドル買いの流れが継続することが予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.00-104.50 ユーロ・円 142.00-144.50 ポンド・円 170.00-174.50