米国の株高・金利上昇でドル円は119円台を維持!
先週金曜日のドル円は、東京市場午前において、日経平均株価が一時90円超上昇し円売り・ドル買い地合いから119円を挟んで推移しました。また週末の5・10日(ゴトー日)とあって仲値決済に向けたドル買いも下値を支えました。午後では、日経平均株価の伸び悩みを嫌気して一時118.80円近辺まで値を下げたものの下値も限定的となりました。欧州市場では、米長期金利の低下に伴うドル売りが優勢となったほか、対豪ドルや対NZドルのオセアニア通貨に対してドル安が進んだ影響を受けドル円もドル安の展開となりました。またギリシャ財政問題への先行き不透明感からユーロが全面安の展開につれて118.60円近辺まで下値を広げました。NY市場では、ギリシャ債務問題の先行き懸念や原油安などを背景にNYダウが100ドル超下落したことを受け、リスク回避目的の売りが強まり118.30円近辺まで下落しました。その後、ダイセイプルーム・オランダ財務相(ユーログループ議長)が「ギリシャ協議の合意に関していくつかの楽観的な理由がある」との見解を示すと、マイナス圏だったNYダウがプラス圏に浮上したことや米10年長期国債の金利上昇から、ドル円は119円台まで急速に買い戻されました。引けにかけては、もみ合いとなり、前日比では0.161円高い119.075円で取引を終えました。
≪2015年02月20日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・円 :「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り31% 買い69%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り51% 買い49%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
18:00 DEM IFO企業景況感指数 2月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で米国の早期利上げ期待はいったん後退したほか、日銀の追加緩和期待も後退したことで日米金融政策の方向性の違いを手掛かりとしたドル買いは一旦落ち着いています。ただ、FOMC議事要旨後のドル売りの反応は、限定的で118円台の下値は堅く株高も相場の下支え要因となって総じて底堅い動きとなりそうです。今週はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が24日に米上院銀行委員会、25日に米下院金融委員会で金融政策について証言を行う予定で、早期利上げ観測を一段と後退させる発言やドル高への懸念などが含まれない限りは、基本下がったところでの押し目買いポイントを探して取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 117.00-121.00
ユーロ・円 134.00-137.00
ポンド・円 180.00-185.00
≪2015年02月20日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・円 :「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り31% 買い69%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り51% 買い49%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
18:00 DEM IFO企業景況感指数 2月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で米国の早期利上げ期待はいったん後退したほか、日銀の追加緩和期待も後退したことで日米金融政策の方向性の違いを手掛かりとしたドル買いは一旦落ち着いています。ただ、FOMC議事要旨後のドル売りの反応は、限定的で118円台の下値は堅く株高も相場の下支え要因となって総じて底堅い動きとなりそうです。今週はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が24日に米上院銀行委員会、25日に米下院金融委員会で金融政策について証言を行う予定で、早期利上げ観測を一段と後退させる発言やドル高への懸念などが含まれない限りは、基本下がったところでの押し目買いポイントを探して取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 117.00-121.00
ユーロ・円 134.00-137.00
ポンド・円 180.00-185.00