強い米経済指標を受けドル円は113円台に
昨日のドル円は大幅高。マーケットオープンは112.199円で下落して始まったものの、米長期金利の上昇を受けてリスク選好的な買いからジリ上げの展開になりました。その後もドル買いが継続するなか、欧州株式の続伸もサポート材料となり113円台を示現。NY市場では米ISM製造業景況指数が57.8と市場予想を大きく上回ったことで113.467円まで上値を伸ばし、前日比では0.993円高い113.433円で取引を終えました。
≪2017年7月3日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
ユーロ・円 :「ベア」 売り79% 買い21%
英ポンド・円 :「ベア」 売り64% 買い36%
豪ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
NZドル・円 :「ブル」 売り41% 買い59%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り82% 買い18%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 6月
10:30 AUD 小売売上高[前月比] 5月
13:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表グラフのマーク
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 6月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
昨日の強い米ISM製造業景況指数は今週のドルの下支えになりそうです。週末に米雇用統計が控えており、今回の結果は雇用への影響を見極めたいとして強く意識されるとみてます。また、ここにきてNYダウも史上最高値を更新しており、米国の好調な景気がドルを牽引します。テクニカル面では日足のボリンジャーバンドのバンドが拡大しバンドウォークが形成されています。米雇用統計の結果次第では、大きな上昇トレンドが発生する可能性が高くドルの試金石になりそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.80-113.70
ユーロ・円 127.50-129.50
ポンド・円 146.00-148.00