日銀金融政策決定会合を控え、111円台を維持!
昨日のドル円は、111.775円で取引を開始した後、朝方においては、先週末の急激な円安の流れから反動的な円買いが優勢となりました。東京市場の午前においては、日経平均株価が前日より高く寄り付いたものの、直後から、マイナスに転じたことや、原油相場も弱含む結果となり、一時111.04円近辺まで下落しました。午後に入ると、売りが一巡したことから徐々に買戻しが入り、111.20円近辺でのもみ合いとなりました。欧州市場に入っても、もみあいは続き、111.10-30円の狭いレンジでの値動きとなりました。NY市場に入ると、米10年債利回りが低下していた事を受けて、ストップロスを巻き込み111円を抜けて日通し安値である110.84円近辺まで下落しました。下落後は押し目を拾う動きが見られすぐに持ち直しましたが、米3月新築住宅販売件数が予想より弱い結果となり、再び111円を割り込む場面もありました。その後は140ドル超下落していたNYダウが下げ幅を縮小し、米10年債利回り上昇に転じたことで堅調に推移したことで、前日比では、0.565円安い111.166円で取引を終えました。
≪2016年04月25日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・円 :「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り45% 買い55%
豪ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
NZドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り73% 買い27%
【今日の主な経済指標】
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 3月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 3月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 2月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 4月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 4月
- 今日のトレードポイント -
週初は先週末の反動から円買い優勢の相場となりましたが、日銀政策決定会合での追加金融緩和策への期待感や、米連邦公開市場委員会(FOMC)に注意を向けている事から、111円台を維持し堅調に推移しました。それぞれの結果が出るまでは大きく動きづらい市場心理が働いているため、本日はレンジ相場が予想されます。短期的な逆張りスタンスで、下値には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.80-111.80
ユーロ・円 124.00-125.80
ポンド・円 159.00-161.70