ドル円は続落!108円台半ばで取引終了!
昨日のドル円は、108.902円で取引を開始した後、東京市場午前の取引において109円前後でのもみ合いがしばらく続いていましたが、11時過ぎに108.90円を割り込むとストップロスの売りが加速し、さらにニュージーランドドルに対して米ドルが売られたことも響いて108.55円近辺まで押されました。ただ、同水準では押し目買いが入って下げ渋り、午後に入るとドル売りに一巡感が出るなかで強含む値動きとなりました。欧米市場では、取引当初欧州株やナイトセッションの日経平均先物の下落を受けてリスク回避の円買いが先行し、18時前には108.32円近辺まで下落しました。その後はしばらく108.50円を挟んだ一進一退の値動きとなっていましたが、欧米株が下げ幅を広げるとドル売りが強まり、1時30分過ぎには108.00円付近まで下押しました。その半面、一時130ドル超下げたNYダウ平均がプラス圏を回復するなど急ピッチで買い戻されたため、売り一巡後は108.30円台まで下げ幅を縮めました。なお、米新規失業保険申請件数は予想より強い結果となった一方で、8月米製造業新規受注は市場予想を下回るなど米経済指標は強弱まちまちな内容となりましたが、いずれも相場への影響は限定的となりました。取引終盤に入ると米長期金利の上昇に伴うドル買いが入り、前日比では0.485円安い108.419円で取引を終えました。
≪2014年10月2日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
英ポンド・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
豪ドル・円 :「ブル」 売り11% 買い89%
NZドル・円 :「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り53% 買い47%
【今日の主な経済指標】
16:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 9月
18:00 EUR 小売売上高[前月比] 8月
18:00 EUR 小売売上高[前年同月比] 8月
21:30 USD 貿易収支 8月
21:30 USD 非農業部門雇用者数変化[前月比] 9月
21:30 USD 失業率 9月
23:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 9月
- 今日のトレードポイント -
米国株の調整色が強まってきたことで、FRBの利上げ観測を背景としたドル高の流れにはややかげりが見えてきております。安全資産としての円に対する需要を睨み不安定な値動きになることが予想されます。本日は米失業率の発表があるため、内容を見極めポジション管理に注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.00-109.50
ユーロ・円 136.00-139.00
ポンド・円 173.00-178.00