FXレポート

ドル買い基調が継続し107円台へ!

昨日のドル円は106.589円で取引を開始した後、NY市場引けのタイミングで瞬間的に急騰し、ストップロスの買いを巻き込んで日通し高値の107.41円近辺まで上昇しました。その後はすぐに巻き戻しが入り、東京市場開始後には106.52円近辺まで下落しました。下値圏では、円売り介入の警戒感から押し目買い意識が強く107.36円近辺まで上げ幅を伸ばしたものの、朝方の高値である107.41円近辺がレジスタンスラインとしてとらえられ、上値の重い展開となりました。欧州市場に入ると、欧州各国のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値が軒並み下方修正されユーロ円がじり安となる中、ドル円もじりじりと値を下げ106.69円近辺まで下落しました。NY市場では、4月米ADP雇用統計が市場予想の19.5万人を大きく下回る15.6万人となり日通し安値の106.23円近辺まで下値を切り下げましたが、その後に発表された4月米ISM非製造業景況指数(総合)や3月米貿易収支が予想を上回ったことで、上昇に転じ107.25円近辺まで持ち直しました。引けにかけても堅調に推移し、前日比では、0.454円高い107.022円で取引を終えました。

≪2016年05月04日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」      売り22% 買い78%
ユーロ・円  :「ブル」       売り46% 買い54%
英ポンド・円 :「ブル」      売り31%  買い69%
豪ドル・円  :「ブル」      売り09%  買い91%
NZドル・円   :「ブル」      売り09% 買い91%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り77% 買い23%

【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 小売売上高[前月比] 3月
10:30 AUD 貿易収支 3月
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
17:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 4月
20:30 USD チャレンジャー人員削減数[前年比] 4月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 3月

- 今日のトレードポイント -
本日はGWの連休最終となるほか、目立った指標や材料がなく1日を通してもみ合いが続くことが予想されます。金曜日NYタイムに発表される米雇用統計では、主に6月利上げについての手掛かりがつかめるかがポイントになりそうなので要人の発言等には注意し、明日に向けてポジション管理に注意しつつ、短期的な逆張りスタンスで取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円          106.20-107.50
ユーロ・円     122.00-124.00
ポンド・円      154.00-157.50    

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