ドル円はＮＹダウ平均の下落を受け107円台前半で取引を終了！
昨日のドル円は、106.994円で取引を開始した後、東京市場午前の取引において仲値に向けては本邦実需筋の買いが下支えとなり底堅く推移しました。仲値後は利益確定の売りに押され一時106.84円近辺まで下押しました。午後に入ると日経平均株価が一段高となりドルは買い戻され一時107円台を回復する場面も見られましたが、再び利食いのドル売りが強まり106.85円前後でのもみ合いとなりました。欧米市場では、しばらく106.90円付近でのもみ合いとなっていましたが、9月米消費者物価指数（ＣＰＩ）が市場予想を上回ったことで米長期金利の上昇が進むと、日米金利差拡大を見越したドル買いが入り0時30分過ぎには107.37円近辺まで上昇しました。その後、米金利の上昇が一服したことに加えＮＹダウ平均が引けにかけて下げ幅を広げると107.10円付近まで弱含み、前日比では0.167円高い107.130円で取引を終えました。
≪2014年10月22日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」 売り33% 買い67%
ユーロ・円 ：「ブル」 売り36% 買い64%
英ポンド・円 ：「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円 ：「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 ：「ブル」 売り14% 買い86%
ユーロ・ドル ：「ベア」 売り61% 買い39%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対外中長期債） 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況（対内株式） 前週分
16:00 FRF 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値） 10月
16:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値） 10月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、速報値） 10月
17:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 9月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 8月
23:00 EUR 消費者信頼感（速報値） 10月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 9月
- 今日のトレードポイント -
22日のＮＹダウ平均が153ドルの下落で取引を終えているため、23日の東京市場では日経平均株価の軟調な展開が予想されます。この流れを受け東京市場ではリスク回避の円買いドル売りの流れを視野に入れておきたいです。ＮＹ市場ではＮＹダウ平均と米長期金利の動向を眺めながらの取引となることが予想されます。ＮＹダウ平均が下落するとリスク回避の円買いドル売りが予想されますが、米長期金利の上昇が進むと日米金利差拡大を見越したドル買いが入ることも予想されるため、本日のドル円は107円台を挟んだ展開となることが予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 106.50-107.40
ユーロ・円 134.50-137.00
ポンド・円 169.00-174.00
