NYダウの底堅い推移を背景にドル円は103円台を回復!!
昨日のドル円は、102.872円で取引を開始した後、日経平均株価が100円超上昇するも円売りドル買いでの反応は鈍く103円台目前で失速し、102円台後半での推移となりました。欧米市場では、海外勢からの散発的な買いが続いているとの声が聞こえるなか、時間外のダウ先物が堅調に推移したほか、米10年債利回りが上昇したことも支えとなり7日依頼の高値となる103.43円近辺まで上昇。買いが一巡すると、3月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を下回ったことが嫌気されたことやイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が「経済は異例の支援をしばらくの間必要とする」と述べたこともドル売りを誘発し102.89円付近まで下落。取引終盤にはNYダウ平均が底堅く推移したこともあり103円台を回復。前日比では0.352円高い103.218円で取引を終えました。
≪2014年3月31日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円 :「ベア」 売り61% 買い39%
英ポンド・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
豪ドル・円 :「ブル」 売り38% 買い62%
NZドル・円 :「ベア」 売り78% 買い22%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り53% 買い47%
【今日の主な経済指標】
12:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
16:55 DEM 失業率 3月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 3月
18:00 EUR 失業率 2月
23:00 USD ISM製造業景況指数 3月
23:00 USD 建設支出[前月比] 2月
- 今日のトレードポイント -
週末に雇用統計の発表を控えているものの、米景気回復に伴うFRBの量的緩和の縮小継続や早期利上げの可能性を背景にしたドル高の流れになるか注目したいところです。しかしながら、ウクライナ情勢の緊迫から安全資産の円に対する需要が高まる可能性があるため、積極的なドル買いとはなり難い要素も含んでいます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 102.50-104.00 ユーロ・円 141.50-144.00 ポンド・円 170.00-173.50