米経済指標の悪化からドル売りが強まるも102円台を維持!！
東京市場のドル円は、軟調だった海外の流れを引き継ぎ102.247円で取引を開始。日経平均株価の下落を受け一時的に円を買ってドルを売る動きが見られ101.973円まで値を下げたもののその後は株価が下げ渋ったことで102円台を維持。欧州市場では対資源国通貨中心にドル高が進んだ流れに沿って、円売り・ドル買いが先行し102.681円まで上昇。NY市場では、新規失業保険申請件数や4月米住宅着工件数、5月フィリー指数など米経済指標が軒並み市場予想を下回る結果となったことで全般的にドル売りが進んだことや、米長期金利の低下から101.823円まで下落。その後は売り買いが交錯し前日比では0.035円高い102.256円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、131.714円で取引を開始した後は利益確定の売りに押される展開となり131.286円まで下落。その後も上値は重い流れとなりました。欧州市場では、ユーロ高ドル安につれた買いが入ったことやユーロ圏の経済指標の改善が支えとなり132.180円まで上昇。NY市場では、ユーロ高・ドル安につれた買いが先行し一時132.210円まで値を上げたものの、米指標の悪化でドル円が下落すると対ユーロでも円買いがじわりと強まり131.575円まで下落。その後は方向感が定まらない流れとなり前日比では0.036円高い131.736円で取引を終えました。
≪2013年5月16日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」売り31% 買い69%
ユーロ・円 ：「ベア」売り58% 買い42%
ユーロ・ドル ：「ベア」売り57% 買い43%
英ポンド・円 ：「ベア」売り60% 買い40%
豪ドル・円 ：「ブル」売り10% 買い90%
NZドル・円 ：「ブル」売り26% 買い74%
【今日の主な経済指標】
18:00 EUR 建設支出[前月比] 3月
18:00 EUR 建設支出[前年同月比] 3月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 3月
21:30 CAD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前月比] 4月
21:30 CAD 消費者物価指数（ＣＰＩ）[前年同月比] 4月
21:30 CAD 消費者物価指数（ＣＰＩコア）[前月比] 4月
21:30 CAD 消費者物価指数（ＣＰＩコア）[前年同月比] 4月
22:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 5月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 4月
- 今日のトレードポイント -
本日の米経済指標は消費物価指数や卸売売上など消費関連の指標が予定されているため、これらの結果に注目が集まりますが、週末を控えポジション調整の利食いも予想されるためリスク管理には注意したいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 101.00-103.00 ユーロ・円 130.00-133.50 ポンド・円 154.50-158.50
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