米経済指標は好結果となるもドル円は100円台前半で取引終了!!
先週金曜日のドル円は、100.724円で取引を開始。本邦輸入企業の買いに加え日経平均株価の上昇を受け101.280円まで値を上げるも、その後は利益確定の売りに押され100円台後半での推移となりました。欧州市場では、ナイトセッションにおける日経平均先物や欧州株の下げ幅拡大を受けリスク回避的な売りが強まり100.30円近辺まで下げ幅を拡大。NY市場では、5月米シカゴ購買部協会景気指数や5月ミシガン大学消費者態度指数確報値が市場予想を上回る好結果となったことから、米10年債利回りが急上昇し101.17円近辺まで下げ幅を縮小。その後はNYダウ平均の下落や米長期金利の上昇幅縮小を受け再び103円台前半まで下落。前日比では0.339円安い100.415円で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、131.399円で取引を開始。日経平均株価の上昇を受け132.075円まで上昇するも、その後は利益確定の売りに押され131円台半ばまで下落。欧州市場では、欧州株安やビスコ・イタリア中銀総裁の「欧州中央銀行(ECB)は再び金利に介入する準備がある」との発言から売りが膨らみ130.36円近辺まで急ピッチに値を下げました。NY市場では、米経済指標の強い結果を受け、ドルの買い戻しにつられ130.96円近辺まで値を戻しましたものの、引けにかけてNYダウの急落から値を崩しました。前日比では0.905円安い130.518円で取引を終えました。
≪2013年5月31日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り13% 買い87%
ユーロ・円 :「スクウェア」売り50% 買い50%
ユーロ・ドル :「ベア」売り74% 買い26%
英ポンド・円 :「ブル」売り31% 買い69%
豪ドル・円 :「ブル」売り 8% 買い92%
NZドル・円 :「ブル」売り18% 買い82%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期法人企業統計調査・ソフトウェア含む全産業設備投資額1-3月期
10:30 AUD 小売売上高[前月比] 4月
16:30 CHF SVME購買部協会景気指数 5月
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 5月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 5月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 5月
23:00 USD 建設支出[前月比] 4月
23:00 USD ISM製造業景況指数 5月
- 今日のトレードポイント -
先週から乱高下の激しい日経平均株価が一段安となれば、東京市場ではリスク回避からドル円が100円台を割り込む可能性があるのではないでしょうか。その一方で、米国では複数の米地区連銀総裁がハト派からタカ派寄りに転じており、地区連銀総裁の講演がドル買いを後押しする可能性があるため、欧州・NY市場では要人発言に絡む突発的な値動きに注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 99.50-101.80 ユーロ・円 129.00-132.00 ポンド・円 151.00-154.50
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