FXレポート

令和はじまる

東京市場
 東京市場では豪ドル円が軟調。中国製造業PMIが市場コンセンサスを下回ったことで、発表直後に豪ドル円は78.92円から78.52円まで急落。続けて発表された中国Caixin製造業PMIも振るわない結果となると再度下落。一時は売りが一服するものの、その後も下値を伸ばし続けました。

ロンドン市場
 ロンドン市場ではユーロドルが躍進。序盤から強気に推移していき、欧州GDPやドイツ消費者物価指数などが予想を上回ると続伸。NY市場時間まで堅調に推移していきました。

NY市場
 NY市場ではポンド円が徐々に減速。ロンドン市場時間から続く短期の上昇トレンドはNY市場時間に入っても継続。24時過ぎ頃まで継続しました。しかし、買いが一服すると方向感を失い、ヨコヨコで推移しました。

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期就業者数増減[前期比] 1-3月期
07:45 NZD 四半期就業者数増減[前年同期比] 1-3月期
07:45 NZD 四半期失業率 1-3月期
15:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 4月
17:30 GBP 消費者信用残高 3月
17:30 GBP マネーサプライM4[前月比] 3月
17:30 GBP マネーサプライM4[前年同月比] 3月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 4月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:15 USD ADP雇用統計[前月比] 4月
22:45 USD 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 4月
23:00 USD ISM製造業景況指数 4月
23:00 USD 建設支出[前月比] 3月
     JPY   休場
     SGD  休場
     HKD  休場
     CHF  休場
     EUR  休場
     FRF  休場
     DEM 休場
     ZAR 休場
     GBP 英中銀金融政策委員会(MPC)1日目
     RUB  休場
     BRL  休場
     CNY  休場
     KRW 休場
     TRL  休場
     NOK 休場
     SEK  休場
     PLZ   休場
     MXP  休場
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
03:30 USD パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見

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-今日のトレードポイント-
 本日は東京市場時間にApple決算発表。ロンドン市場時間に英製造業PMI、NY市場時間には米ISM製造業景況指数やFOMC政策金利発表など多くのイベントが予定されています。特にFOMC政策金利発表に伴う声明発表やパウエルFRB議長発言などには注目が集まります。パウエル議長の公の場での発言はおよそ1ヶ月ぶりで、その間に起きた様々なイベントを踏まえての発言となります。また、今月に入ってからトランプ米大統領との溝は深まっています。トランプ米大統領は人事権を行使してFOMCをコントロールしようとしており、それに対してパウエル議長が「外部からの圧力に屈しない」と発言したと報じられるなど事態は混迷を極めています。一連の問題の背景としては、トランプ米大統領が20年の米大統領選を意識している点が挙げられます。金融緩和を背景とした景気拡大を演出したい狙いがあるとされ、今後もその"圧力"は続く可能性が高いと思われます。本日の会見や声明でトランプ米大統領について直接触れるとは思えませんが、仮に発言内容にトランプ米大統領に屈したと思われるような弱気なフレーズが入ればマーケットは警戒を強めることが予想されます。
 本日から令和の時代が始まります。日経平均先物は祝砲ともいえる上げを見せていますが、祝賀ムードは日本に限定されています。

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